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【1人暮らしから家族連れ必見!】プロパンガスって高くない?料金を安くする方法を教えます!

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  • 毎月プロパンガスの料金が高い…
  • どうやったら安くできるんだろう
  • 簡単に安くできる方法を知りたい

「ガス代高いな」もっと安くならないかな」と思ったことはないだろうか。

プロパンガスは高いというイメージが先行している。それは事実であり、適正価格というのがあってないようなものでものすごく不透明な業界なんだ。

そこで今回は、元プロパンガスの営業マンの筆者、そんな闇の深いガス屋の実態を解説しながら根本的にガス代を安くする方法を示していく。

さらに、日常生活で今すぐ実践できる方法についてもお伝えする。戸建て・賃貸関係なくどの家庭でもできることなので、知っておいて損はない。

コチラは使い勝手や、生活の満足度を下げてまでやることではないのでご安心を。

それではどうぞ!

【結論】ガス会社を変更すること(戸建の場合)

シンプルにこれである。

現状プロパンガスは、ガス利用世帯の約45%が利用している。

けれどプロパンガスが既に小売自由化されていて、 他のガス会社に切り替えることが出来ると理解している人は意外に少ないんだ。

ガス会社を切り替えることによって年間で5万円以上節約出来る場合もあり、ユーザーのメリットがものすごく大きい。

だからこそ、今すぐにでも見直してほしいんだ。

見直すだけで毎月の支出が減るのであれば、すぐにでも取りかかるべき。そこで次からは、ガス会社の変更手順をお伝えする。

これから書いていく内容は、以下の記事で経験してきたことを基にしているので合わせて見てほしい。

≫【体験談】プロパンガスの営業ってどう?キツイ?ブラック?元営業マンが教えます!

変更する際の流れと注意点

ガス会社変更の流れ(自力)
 1、新しいガス会社を選定し、そこへ切り替えたいと連絡。
     
     ⇓ 同意後

 2、既存のガス会社へ切り替えると連絡。切り替え日の打ち合わせをする。
     
     ⇓ 切り替え日を新しいガス会社に伝える。

 3、切り替え日当日、ボンベとメーターを交換、ガス漏れ検査を行い各種書類に署名と捺印をして完了。

自力で変更する時の流れはこんな感じ。大きく三つの流れで書いたけれど、実際にやろうとするとものすごくめんどくさい。

特にガス会社選定が難しい。

コマキ

もっと楽な方法はないの?

ザラシ君

エエ質問や!その悩みを次の項目で解決したるで!

ガス会社の選定

優良なガス会社を自力で見つけるのはかなりしんどい


だからそんな時は、プロパンガス料金を一括見積で比較検討できるサービスを使うのがベスト。

全国各地で優良なガス会社と提携しており、煩雑な手続きをすべてやってくれて自分にかかる手間がかなり抑えられる。

オススメは、

  

正直言うとガス会社の変更ってめんどくさいんだ。例えるなら保険の見直しをするときに似ている。

やればいい結果が出るとわかっていても、なかなか行動できない代表格の一つと言ってもいい。

その点上記のサービスを使えば、

  • 一括でガス料金の見積もりができる
  • 最安のガス会社を探すことができる
  • 切り替えの手続きを任せられる

このように、面倒な部分を代行してもらえるのでめちゃめちゃ楽。本気でガス料金を安くしたい方は、是非とも使ってみてほしい。

⋆こちら2つのサービスについての比較検討記事は誠意作成中ですのでしばしお待ちを

注意点①解約時に違約金をとられる場合がある

顧客を逃がさないために、違約金をちらつかせて引き留めようとしてくる業者がいるんだけど、これは素直に払ってしまったほうがいい。

なぜなら高額な料金から適正な料金にすることで、違約金分の元が取れてしまうから可能性があるからなんだ。

例えば、

違約金が8000円だとして、月々のガス代が3000円安くなったら、

3ヶ月で元が取れてしまう。

ぼったくり業者に、これ以上大切なお金を搾取されないよう、引き留めてきても決して乗らずに淡々と対処しよう。

注意点②地域柄のしがらみがある場合

  • 誰々に頼まれたからこのガス会社にした
  • 昔からの付き合いだから

こんな感じのことが多いのではないだろうか。

とは言え不当な金額をとられ続けて来たことには変わりないし、使い続ける理由にはならない。

もしそれで崩れてしまう関係ならば、それだけの関係だったということ。気にしないでOK。

世の中のスピードが昔よりもどんどん早くなってきている中で、昔からの不毛なしがらみに縛り付けられていては前に進めない。

人の考えというのはどんどん変わっていくし常に更新され続けている。とらわれるという考えを捨てる時期に来ていると感じてほしい。

注意点③賃貸だとガス会社変更が難しい

戸建と違い、賃貸の場合はガス設備が一括で管理されている。

そのためガス会社を変えたいということは、アパートやマンションすべての世帯のガス会社を変えることになるんだ。

ここが難しいところで、自分一人が声を上げて変更できるものではない。

  • すべての世帯に対して変更の了解を得る
  • その上で大家、オーナーを説得する

これらが必要になるわけだが、ほとんどの場合通らない。

通らない理由

考えられる理由として、ガス会社と大家の間にあるズブズブな関係性にあるから。

アパート等を建てる時に、

「ガス器具や設備を無償で取り付ける代わりに、ウチのガスを使ってくれ」

このような形でガス会社が入り込んでくるから、設備にお金をかけなくていいので大家としては大変ありがたい。

無償にした分は入居者への毎月のガス料金に上乗せして回収するので、お互い懐が痛むことがないwin-winの関係が成り立つんだ。

設備が故障したとしても、格安で修理・取り換えしてくれるので、よほどのことがない限り乗り換えることはしない。

料金体系の仕組み

ガス料金の仕組みを知らないままではガス会社の思う壺なので、ここからはその仕組みをわかりやすく解説していく。

基本的なガス料金の内訳はこんな感じ。

基本料金
ボンベの配送やメーターなどのメンテナンス、保安管理や毎月の検針などに要するさまざまな諸費用のこと。
従量料金
使用したガスの使用量に応じて発生する料金のこと。

こんなにシンプルなんだと思った方もいるだろうが、このシンプルさの中にいろんな罠が仕掛けられているんだ。

料金に潜む罠

平均価格は適正価格よりも高い。

現在の平均価格はこのくらいですよ、と言われてうのみにしてしまったら搾取され続けてしまう。

プロパンガスは小売りの自由化かつ、自由料金制なのでどうしても価格が上がる。

なんだかんだ理由をつけて値上げをしてくることがよくある業界で、一回上がるとなかなか下がることはない。

また地方だとガス会社の数が少なく、暗黙の了解でその地域の顧客の取り合いをしないようにしているところもある。

その結果、顧客側が金額が高いと感じても他のところがわからないから、

特に調べたりせずそのままのパターンが多い。

不透明なガス料金

ガス会社の料金設定が不透明であったため法改正があって、ガス会社は一般の料金体系をHP上や店に提示しなくてはならなくなった。

例としてこんな感じ(自作してみた)。

今までだと検診表等を見て自分で計算して出すしかなかったが、これで改善されたかのように見えた。

ところが実態はそう単純なものではない。

ガス屋の料金プランというのは複雑で、ちょっと前の携帯料金のプランをイメージしてもらうとわかりやすい。

基本のプランというのは提示してあるんだけれど、実際はその通りではないプランになっている場合がある。

例えば、

・コンロしか使っていない場合、消費量が少ないので従量料金を高めに設定する

・給湯器を使っていてたくさん消費してくれる場合だと、安めに設定する

このようにその家庭によってプランを割り当てている。透明化じゃないじゃん。

また原料調整制度を取り入れているガス会社は、毎月の1㎥あたりの従量料金が原油の輸入価格に応じて調整を行っている。

つまり、価格が上がった場合は値上がり。下がった場合は値下げを行うということだ。

一見すると良さそうに見えるが、これも気を付けなければならない。

ガス会社にとって価格を上げるための罠である可能性があるからだ。

ガス料金は変動するということを逆手に取り、原油高騰の時期でもないのにもっともらしい理由を付けて、

勝手に値上げをするところがあるんだ。マジで害悪。

プロパンガスの料金を安くする方法【日常生活編】

ここからは、日常生活で簡単ですぐに実践できる方法を3つ解説していく。

コマキ

ホントに簡単?めんどくさいのはいやだよ~

ザラシ君

簡単や!今すぐできることやからよーく聞いとくんやで!

一人暮らしや、子どもがいるご家庭、賃貸、戸建て関係なく使える方法なので、ぜひとも活用してほしい。

①給湯器の設定温度を使用方法に合わせて変える

シャワー女子

意外と設定した温度から変更しないまま使っているご家庭があるのではないだろうか。

そのまま使い続けることはもったいないことで、使い分けることでガス代が安くなるんだ。

例えば50度に設定しているとする。

高い温度のお湯を沸かすためには、より多くのガスが必要になるため、

給湯器の設定温度が高ければ高いほどガス代が高くなる。

50度にしているけれどそんなに熱くしてないよという方は、

給湯器で50℃のお湯を沸かしたあと、蛇口で水と混ぜて好みの温度にしているだけ。

蛇口で水温をコントロールするのではなく、設定温度を変えて対応しよう。

お湯の使用方法に合わせて設定温度を変えることで、ガスの使用量が減ってガス代を抑えることができるんだ。

また、季節によって配管内の水温というのは変化している。

その水温と給湯器の設定温度をできる限り近づけてやることで、ガスの消費量が少なくなる。

寒くなればなるほど水温が下がっていくので、

設定温度が高いとその分ガスをより多く使ってしまうことになる。

だから冬場のガス代は高くなりがちなんだ。

じゃあどのくらいがいいの?と言いう方へ向けて、筆者の家庭 (3人家族:大人2人と1歳児が1人) を例に挙げてパターン別の温度表を記載する。

 春~夏秋~冬
浴槽39~40度41度
シャワー39~40度41度
キッチン・洗面台38度38度

こんな感じ。はっきり言ってこの辺りは好みがわかれるので、自分の適正温度を見つけよう。

いちいち変えるのは面倒かもしれないが、簡単にできるので是非やってみて頂きたい。

一人暮らしであれば、コロコロ設定温度を変えても誰にも文句を言われないのでやりやすいぞ。

②浴槽にためるお湯の量を減らす

風呂にお湯ためる

これを変えるだけでガス代の節約にもなるし、水道代の節約にもなるんだ。

大体のメーカーは給湯器の初期設定が200Lになっている。一般的な浴槽1坪のサイズで言えば、

坪別リッター早見表

・1216(0.75坪):約220L~250L
・1616(1.0坪)  :約260L~290L
・1620(1.25坪):約320L~340L
・1624(1.5坪)  :約350L~440L

赤字部分になるわけだが、これに当てはめると、大体浴槽に対して7~8割の水量ということだ。

どれくらいかというと、成人男性が入るとあふれてしまいかねないレベルの水量である。

これでは非常にもったいないし、もし子ども一緒に入ろうものならざばーんとあふれ出る光景が容易に想像でできてしまう。

こうならないためにも、浴室内の給湯器リモコンの風呂湯量設定を変更しよう。

僕の例だが、アパートの0.75坪浴槽に対して120Lの設定にしている。

およそ半分くらいの水量だけれど、快適に入れているので全く問題ない。

自分にとっての適量を見極めてなるべく減らしてみよう。

③追い炊き機能を駆使する

風呂の温度

給湯器には様々の種類があるんだけれど、ざっくりと複合機と単機能の2種類がある。

複合機
キッチンやシャワーなどの給湯と、自動湯はりやおいだき機能を備えた給湯器。

熱源(床暖房)やミストサウナ、浴室暖房乾燥機に対応しているものもある。
単機能
キッチンやシャワーなどの給湯ができる給湯専用の給湯器。

複合機を使用している家庭や、追い炊きに似たの機能がついた給湯器を使用しているのであれば、

積極的に活用しよう。

先ほども説明したが、水温と設定温度の関係でガス消費量が変わってくる。

浴槽内に入った水の温度は冷えたとしてもそこまで下がるわけではないので、

入れ替えるよりも追い炊きをしたほうがいい。

単純に水道代の節約にもなるのでガンガン使おう。

ただし、何度も同じ水を使うのはやはり不衛生なので、

できれば新しく入れたお湯を次の日に追い炊きしたら捨てるようにしよう。

番外編:ガスファンヒーターに注意

ストーブ

使用している方限定にはなるんだけれど、ガスファンヒーターは本当に気を付けたほうがいい。

あっという間にガスを使ってしまって、ガス代が高額になってしまう場合があるんだ。

こいつはマジで金食い虫だと思ったほうがいい。

とは言えこれは暖房器具としては結構優秀で、

  • 立ち上がりがめちゃめちゃ早い
  • すぐに暖かくなる
  • 燃料切れの心配をしなくていい

他の暖房機ににはないメリットがある。

石油ファンヒーターや電気ファンヒーターと違い、燃料を入れなくてよくて灯油臭くないし、

温まり方が段違いに早い。

ガス代が高くなることを理解していて、金銭的にも大丈夫だという方なら使用する価値アリ。

どうしても使いたいけれどもっと安く使いたい方は、ある程度部屋が温まったらエアコンに切り替えることをオススメする。

これによりエアコンの立ち上がりの弱さをカバーできるし、ガス代の節約に繋がるんだ。

正しい情報をつかみ、使えるものは使おう

最後にプロパンガスは公共の料金ではないし、ガス会社が自由に価格設定できることを覚えておいてほしい。

悪徳な業者の場合、最初は安い価格で提供していたのに知らないうちに値上がりしていることもある。

根本的にガス代を安くするには、こういった業者から乗り換えるべきだが面倒な手順を踏まなくてはならない。

そんなときのために上記で紹介したような便利なサービスを活用していこう。

現状を変えたいと思う意思と行動によって決まる。

本気でガス代を下げたいのであれば、まずこの瞬間から動き出そう。

ただし、生活の満足度が下がるようであれば無理して実践する必要はないので、バランスを考えてできることから始めよう。

プロパンガス代は毎月かかってくるものなので、是非とも紹介した方法を実践して固定費削減を目指してほしい。

それではまた!

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